2013年2月21日木曜日

糖尿病治療の基本は食事療法(序文)

糖尿病の基本はやはり食事療法です。

はやく、山中教授らの研究が発展して膵臓が再生できるようになればいいのですが。

食事療法について、特に最近流行の「低炭水化物食」についてやカーボカウントについては次回書きます。
たまにジムに行って、自転車こぎやランニングを30分間して汗だくだくになってから、マシーンの消費カロリーをみると80kcal、バナナ1本分のイラストを見るとがっくりきます。
運動は糖尿病には効果はありますが、やせるのは無理ですね。

 運動療法でのHbA1cの低下は約0.5%(0.38~0.97%)ぐらいです。詳細は後日書きます。

食事が一番、そして運動と必要なら薬物療法ですね。

左は当院に展示してある脂肪1kg(7000キロカロリー)の標本です。
皆さん、その大きさと重さに「これがお腹についているのか」と感慨深い様子です。
その下にそれを消費するための運動量が示してあります。
脂肪1kgを燃やすのには、ジョギング22時間と表示してありますから、「やっぱり、運動でやせるのは無理だから、饅頭や缶コーヒー
を減らすしかないな」と言われます。そもそも、糖尿病の運動療法
は減量目的ではなく、インスリンがよく効くような体質に変えるためのものです。

食事療法は食事制限食ではありませんので、一緒に勉強しましょう。

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